1人1台スマートフォンを持っているのが当たり前になった現代社会では、年々SNSの利用率も増加傾向にあります。このように、SNSは新しいコミュニケーションツールとして浸透していますが、日本国内ではどのSNSが利用率を伸ばしているのでしょうか。また、SNSの利用率が高い年代についても解説していきます。
目次
日本国内のSNS利用者数
まずは日本国内でどれほどの人がSNSを利用しているのかをまとめました。
2019年末時点での日本国内のSNS利用者数は7,786万人と言われており、日本国内のインターネット利用者の78.2%が何らかのSNSを利用していることが分かります。
SNSの利用率は今後も増加することが予想されており、2022年末には利用率が83.3%に上昇すると見込まれています。
このように日本国内でSNSの利用率が年々増加している理由は、人とのつながりが大きく影響しています。
SNSを利用することで離れて暮らす友人や知人の近況を知ることができますし、自身の近況を周囲に伝えることもできます。
SNS利用により、常に人とのつながりを感じることができるのは大きなメリットと言えるでしょう。
日本のSNS利用率ランキング
現在日本国内では様々なSNSが利用されていますが、もっとも利用率が高いのはどのSNSでしょうか?
2020年7月に実施されたアンケートの結果をもとにご紹介していきます。
1位:LINE
SNSの中でもっとも利用率が高いのはLINEで77.4%となっています。
無料でメッセージ機能が利用できるLINEは、現代のコミュニケーションツールの代表と言っても過言ではありません。
LINEはどの年代でも利用率が高いことが特徴ですが、特に10代の利用率は90%以上とかなり高い利用率となっています。
2位:Twitter
続いて利用率の高いSNSはTwitterで、38.5%という結果です。
Twitterは拡散機能が優れており、投稿をリツイートすることで多くのユーザーに向けて情報を発信することが可能になります。
ただし、拡散機能が優れている分炎上しやすいデメリットもあるため、Twitterを利用するなら発言に十分注意したいものです。
3位:Instagram
3位はInstagramで、利用率は35.7%とTwitterとそれほど大差はありません。
しかし、SNSの利用満足度が高いのが特徴で、実際にInstagramを利用しているユーザーにとってはたいへん利用しやすいSNSと評価されていることが分かります。
Instagramは文章だけでなく写真投稿がメインですので、日々の日記がてら投稿しているユーザーも多いのではないでしょうか。
また、友人や芸能人の近況を知れるツールとしてもInstagramが利用されています。
写真が見れることでよりリアルな近況が知れることも、Instagramの利用率が高い理由でしょう。
4位:YouTube
Instagramに次いで利用率が高いSNSがYouTubeです。
その利用率は23.2%とそれほど多くはないものの、生活に欠かせない動画視聴ツールとして浸透しています。
最近ではユーチューバーという職業も確立され、特に若い世代を中心に利用率をアップさせているSNSと言えるでしょう。
テレビよりもYouTubeを見ている時間の方が長い人は少なくないのではないでしょうか。
YouTubeは今後も利用率が増加していくSNSとして注目が集まっています。
5位:Facebook
5位で紹介するFacebookは年々利用率が減少しているSNSで、Facebookの利用率は21.7%です。
Facebookはパソコンから利用するイメージが強く、スマートフォンが主流になったことで徐々に衰退しつつあるようです。
今回ご紹介したSNSの利用率ランキングには載っていませんが、若い世代はFacebookよりもTikTokの方が利用率が高くなっています。
SNSの利用率が高い年代
SNSの利用率を年代別に見てみると、やはり10代、20代の若い世代はSNSの利用率が高くなっています。
上記でご紹介した5つのSNSの中でもFacebook以外の4つのSNSの利用率は若い世代が中心です。
一方でFacebookは20代から40代の利用率が高くなっています。
40代以降はSNSの利用率が減少傾向にありますが、LINEに関しては年代に関係なく高い利用率を維持しています。
利用率の高いSNSはマーケティング効果も高い
近年では企業がSNSアカウントを運営するSNSマーケティングも主流になりつつあります。
先ほども述べましたが特に若い世代はSNSの利用率が高いため、SNSが主な情報源となります。
そのため、利用率の高いSNSで情報を発信すれば、より多くの人に宣伝できるという仕組みです。
SNSマーケティングは、企業にとって様々なメリットがあると言えるでしょう。
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