【意外と知らない】ツイッターのはじまりと歴史

ツイッターとは140文字以内の短文“ツイート”の投稿を共有するウェブ上の情報サービス(SNS)であり、多くの人に親しまれ広く浸透していますが、

“フェイスブックならマーク・ザッカーバーグ”、“アップルならスティーブ・ジョブズ”のように「ツイッターと言えばこの人!」というイメージがありません…
理由はおそらくツイッターが、1人の強烈なカリスマ・天才によって作られたものではないから、だと思います。そんなツイッターのはじまり、歴史についてご紹介したいと思います。

4人の男からツイッターは始まった

ベンチャー企業のオデオ社(後のオブビアウス社)は目標としていた事業の分野でアップルに先を越され大打撃を受けます。それによって当時のCEOであるエヴァン・ウィリアムズは新たなビジネスを考えなければならなくなりました。
会社が厳しい状況の中、ノア・グラスジャック・ドーシーがツイッターの原型をウィリアムズに提案します。グラスはプロジェクトの責任者を任せられ、そこにビズ・ストーンも加わり、ツイッターが作られていきます。
ここで名前の出た4人がのちに、ツイッターの創業者と呼ばれるようになります。
仲間の裏切り

グラスはツイッターに全力を注ぐうちにプロジェクト自体を違う会社として設立させたい思いはじめ、ウィリアムズに提案します。
しかしなんと、ウィリアムズはオデオ社と会社資産を全て投資家から買い上げ、社名をオブビアウス社(現在のTwitter社)に変え、同時にグラスを解雇してしまったのです。
グラスは公式な社史・表舞台から消され、全ての功績・肩書、情熱を注ぎこんだTwitterを奪われる形となりました。(ちなみに、Twitterの名付け親はグラスでした。)

はじめてのツイート

仲間の裏切りなどを経てようやくできたTwitter。最初のツイートは創業者の1人、ジャックによって太平洋標準時刻の2006年3月21日 午後9時50分にツイートされました。

「just setting up my twttr」
(今、僕のtwttrを立ち上げました)

※ツイッターの最初のスペルは「twttr」で、後に「Twitter」となりました。
その後、2006年7月にTwitterのウェブサービスを開始。日本では2008年4月23日に日本語版が使えるようになり、2009年10月15日には携帯電話向けサイトも開設され今に至ります。

まとめ

Twitterとは、Appleに事業の先を越され会社が窮地に立たされたことで4人の人物が団結し作り上げたものだったのですね。
紹介しきれませんでしたが、この4人の物語はFacebookと同様にもっと複雑です。
気になった方は是非ニック・ビルトン著「ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り」を読んでみてください。
(↑amazonのリンクにとびます)
一人の熱烈なカリスマと、優秀なエンジニアの集まりが作る会社の違いが良くお分かりいただけるかと思います。