企業のインスタグラム・ツイッターでの「イチ押しハッシュタグ」を持とう!

インスタグラム・ツイッターで普段の投稿でも使用するハッシュタグ。
特に企業アカウントが特定のハッシュタグ=「イチ押しハッシュタグ」を使用すると大きなメリットがあるのです。

サービスを利用したユーザーが、イチ押しハッシュタグを使いやすくなる

一般ユーザーが「インスタ栄えする」素敵なサービス、素敵な商品を使ったときSNSに投稿するのはもはや常識。そしてその瞬間が、サービスを提供した企業にとっては無料でPRしてもらえる、絶好のチャンスだということはいうまでもありません。

インスタグラム_ANA JAPANの投稿より

例えばフォロワー数189万人(2017年8月現在)を誇る「ANA」のインスタグラムのアカウントでは必ず、「#ANA旅」「#ana_jp」というハッシュタグが付きます。

ここで大事なポイントはこのハッシュタグがANA特有の「固有名詞」だということです。
「#飛行機」「#空」「#旅行」など、普通名詞のみのハッシュタグを付けるとその企業にに全く興味のないユーザーからの流入は見込めますが、ソートしたときその企業には関連しない投稿=ノイズが出てしまいます。(もちろん、それぞれの投稿自体がノイズというわけではありません。)

しかし特定のインスタグラム・ツイッターにおける「イチ押しハッシュタグ」(ANAで言えばハッシュタグ「#ANA旅」「#ana_jp」)を企業が持ち、常に投稿に使用しておけばユーザーは「このハッシュタグを使っていれば検索されたときに、ANAの投稿に並べる」=「いいねをもらえる確率が高くなる」と思うはずです。

実際、「#ANA旅」「#ana_jp」などの固有名詞が入ったハッシュタグをつけるケースのほとんどが、「ANA」という航空会社を利用した旅行の様子がアップされる確立が非常に高くなります。
旅行に行きたくなるような素敵な写真を一覧でみることができ、しかもそのほとんどがANAに関連する投稿です。これは一方方向になりがちな広告以上の価値があるのではないでしょうか。

以下は実際にインスタグラムでハッシュタグ「#ana旅」と検索した結果の一部です。(2017年8月7日現在で3,415件に上ります。)一般の方がANAに搭乗の際に撮影した写真に「#ana旅」とハッシュタグを付けた投稿で、9枚全て全てANAの公式アカウントからではありません。

Instagramより「#ana旅」で検索した結果

 

インスタグラム・ツイッターにおける「イチ押しハッシュタグ」を必ず使うことを社内で周知しましょう

企業の公式アカウントからの発信は、複数人・複数部署で投稿することも多いので、ルールはあらかじめしておきましょう。
そのルールの中に「イチ押しハッシュタグ」を選定しておけば、どの部署の人がどの投稿をしても同じハッシュタグを使用することができます。

同じハッシュタグを使うと統一感がでますし、なにより「このハッシュタグを使えば自社の投稿に並べる」というユーザーへのアピールも可能です。
SNSによるブランディングはどの企業にも求められているもの、是非この「イチ押しハッシュタグ」も実践してみてください。